スピード感のある経営改革で、
早期の黒字転換を実現
医)同仁会は、北海道函館市にある一般病床30床と医療療養病床87床、精神一般病床105床(現在一部休床中)の計222床の病院である。
前理事長兼オーナーが高齢で後継者不在の為、IMGが平成30年6月(体制的には7月から)経営を引継ぎ運営開始。医療圏は、近隣に648床の市立函館病院をはじめとする大型急性期病院他、ケアミックス病院、精神科病院などがあり、その後方支援病院的な役割を果たしてきた。
しかし、地域連携的な営業はほぼしておらず、全体で8割弱の稼働を何とか維持。また、精神病床は当時休床中、一般病床は入院が長期化し、看護師も不足し、最も低い特別入院基本料を算定していた。
医療療養病床も入院基本料2で医療区分が低い患者が多く、収支的には、赤字の状況。そこで、過去の実績に基づき、以下の施策をIMG所属の院長、看護師長、事務長の派遣と共に即実行。既に引継ぎ3か月後の平成30年8月には黒字化、平成30年10月には満床。
現在精神科病床の一部(40床)も認知症療養病棟として再開。月次の売上は約半年で引継前対比+26M、経常は+15Mと大幅改善された。